われら闇より天を見る 本屋大賞

2023年の翻訳小説部門・本屋大賞

クリス・ウィタカー作 鈴木 恵訳 早川書店刊行

「われら闇より天を見る」 We begin at the end

最後になりバラバラのピースが纏まる小気味よさには驚かされます

思春期の過ちで友人の妹を事故死させた出来事から

強い絆を持ちながら

バラバラになるウォーカーほか友人達 

自称無法者ダッチェスほかラドリー家の家族

悪役として登城するダークと家族

純愛小説であるとともに

家族の絆,家族愛の小説でもあり

主要登場人物の中に悪人は誰もいないという流れで構成された物語は

読後 感動があとをひきます