夕やけ小やけふれあいの里 2019年1月29日
中村雨紅「夕焼け小焼けの童謡」の里
2004年から八王子にいるのに一度も行ったことのなかった夕やけ小やけの里に行ってきました.冬の平日とあって,入館者は見るところ誰もいなくて,施設の管理者2−3人と施設工事の人がいるだけでした.
施設は,ひっそりしていて,花が咲いているわけでも,イベントをやっているわけでもなく,枯れ葉や枯れ草が風にそよぎ,北浅川のせせらぎが聞こえてくるほどでした.
入ってすぐ眼につくのはボンネットバス.懐かしいですね.
ナンバープレートまでついてます.座席も座れます.
右を見るとポニーが食事中.ふれあい牧場のポニーです.
振り返ると夕焼小焼館.閑散としてます.坂を下りて,右手にゆくと北浅川にかかる「金の星橋」.橋を渡ってキャンプ場.誰もいないのでひっそりとしてます.廃棄された施設感が漲っています.夏になると使う人がいるのでしょうね.
戻って奥に進むと子供たちの遊び場に行き当たります.四阿,芝生広場,水車から流れ出る水から小川,水車小屋,小さな池,田んぼ,食堂「いろりばた」,モリアオガエルの池,宿泊施設「おおるりの家」が並びます.
「オオルリの家」のまえ,池の小道を行くと水車小屋です.誰もいないので閑散としてますが,ゴミが落ちていないので,管理されてる感はあります.
広場を戻ると夕焼小焼館の三角屋根
が見えてきます.ここには軽食堂があるはずですが,もちろん休業.お茶ができない.1階には中村雨紅,2階藤田真三のギャラリーがありますがパス.
三角屋根の3階から「お月さま橋」を渡ってお花畑,イベント会場の「ふれあい館」に向かいます.橋を渡ると道路「陣馬街道」の向こうに管理事務所や夕焼小焼館を見渡せます.
「ふれあい館」につくとドアに鍵はかかっていませんが,予想通り,館内には館員が1人もいません.ただだだっ広いだけ.窓が大きく明るいので幽霊屋敷には見えません.
周囲はミツバツツジに囲まれているよう.
中には消防車が展示されていました.これもナンバープレートがついてます.
山の斜面に造られたこの施設.ここは今,水仙だけですが,そのうち白梅,紅梅が咲き始め,3月になればカタクリの花,河津桜,4月にはミツバツツジ,6月にはアジサイ,7月にはヤマユリと花が満載です.
夕焼小焼の歌碑にゆこうとしたら柵に阻まれてゆけません.一旦退館して,河津桜の丘の隣の階段を登り,登り,細い道を10分ばかり登ったところに宮尾神社があり,左手に歌碑がありました.ここにも人が通った感じがしません.サクサク,フワフワした参道を歩くのは気持ちがいいです.
夕焼小焼の歌碑.歌詞が掘ってあります.
それでも,気持ちのいい小道が続いています.
普通なら「いろりばた」でそばや季節の天ぷらが食べられるようです.
静寂が支配する夕焼け小焼けの里でした.