都筑の森の鳥たち 唐沢孝一著「都会の鳥の生態学」を読んで

唐沢孝一「都会の鳥の生態学」を読んで都筑の森の鳥たちを考えました

キジバトイソヒヨドリの都会進出 都筑では木々に覆われた丘や鶴見川支流の清流がありますので,キジバトコジュケイは以前よりいます.イソヒヨドリは残念ながら見たことがありません 都筑にはビル街というほどの所はありませんが橋本や八王子でも見られますので探しがいはありそうです

ツバメの栄枯盛衰 最近見かけないです.場所は違いますが,人の流れの多い高尾駅南口構内やトビの飛び交う高尾山599Museum外壁で見かけました

スズメのお宿 都筑では控えめな鳥,植え込みの中や水抜きの中にいるのを見かけます.雛が巣立つとチュンチュンかしましいのでカラスが心配です 市街地の鳥類のランクに出てくる鳥たちの中では ムクドリは大勢で群れていますので目立ちます ヒヨドリ キジバト ドバト オナガ ハシボソガラス メジロ セキレイ シジュウカラ ツグミ カルガモ アオサギ ジョウビタキが挙げられます その他キンクロハジロ ホシハジロ マガモ オナガガモ オシドリ コジュケイ エナガ コゲラなど

都市の水鳥 東京とは違い ここは海から遠いためユリカモメ,ウミネココアジサシと言ったカモメ類は見かけません カモ類大勢います 1年中いるのがカルガモ,子育て個体数が増えているような気がします コサギ 今話題のアオサギもよく見かけます 単独でいるのを池や水路,早渕川で見かけます カワセミも都会で増えているといいますが,都筑では減っています 以前は早渕川,荒磯川で大勢のカップルが水面上を飛び交うのが観察できました 今では徳生公園,大原みねみち公園,都筑中央公園 自然生態園など あちらの池に1羽 こちらの池に1羽程度です ただ減り止まったかもしれません

都会でカラスが減ってきた 東京の都市部でカラスが減ってきたとは言われていますが 都筑ではどうでしょうか カラスが減った要因として 一つはゴミを食べられないような工夫(ゴミステーションのカラス対策) もう一つが猛禽類の都会進出と著書で述べられています 都筑でカラスとけんかしているオナガはよく見かけますが猛禽類には気がつきませんでした 都会で増えている猛禽類 タカ目(オオタカ,トビ,ツミ)とハヤブサ目(ハヤブサチョウゲンボウ) 探しがいがあります 

よく言われているワカケホンセイインコには触れていません 都筑でも見かけません 包丁を持ったインコもいま話題になってますね