梨木香歩 西の魔女が死んだ

須田しのぶ,梨木香歩石田衣良村上春樹の本を平行読みしていました

梨木香歩の「西の魔女が死んだ」祖母と孫娘のマッタリとした物語にははまりました.DVDも見てみたくなりました.ところで,物語に出てくるギンリョウソウは薄暗い山道で見かける花ですが,物語とはちょっと違った印象を持ってます.

DVDではギンリョウソウは出てこなかったが,よかった.

4人の作家の作品を平行読みしていると,どうしても力量が見えてしまいます.須田しのぶの「芙蓉千里」「神の棘」を読んでいると,佐々木謙の昭和時代物,宮尾登美子の外地物,佐伯泰英の「酔いどれ小藤次」を連想しますが,どうしても物足りなさを感じてしまいます.

「また,桜の国で」は力作ですね

ちなみに一緒に読んでいた本は

村上春樹は「一人称単数」 8作の短編集で「品川猿の告白」はらしさ健在

石田衣良は「逆島断雄」 活劇娯楽小説