東南アジア「多文明世界の発見」を読んでいると,この地域がいかにインドの影響を深く受けていたかを知りました.真臘(アンコール王朝)でも,仏教とヒンドゥー教の神々が,日本のお寺と神社の神々と同じように祀られていることが語られていました.そこで,インド古典叙事詩,ラーマーヤナとマハーバーラタを読むことにしました.まず入門編として粗筋を散文的に解説している子供向けレグルス文庫のラーマーヤナ上下を読んでみました.
至上の神ビシヌが羅刹・ラーバナから神々を解放するために人として生まれた王子ラーマと王女シータの物語
多くの神々が猿として生まれた猿軍団
猿の王スグリーバ
風の神の子ハニュマーン
ランカ(セイロン)に住む巨人族と神の子の羅刹ラーバナとその一族
ラーバナの子で大神インドラを破ったインドラジット
半年眠らないと能力を発揮できないのが難点の不死身のクンバーカナル
ランカの繁栄する永遠の都
そこでは,ラーバナに破れた大神インドラはじめ多くの神々が奴隷として働かされている
シータはシータを見そめたラーバナにさらわれとらわれの身に
シータを14年かけて助け出すラーマと猿軍団
14年間ラーバナに屈せず純血を守ったシータ
天を翔る馬がでてきたりと
面白い物語です
叙事詩の日本語訳も読んでみたくなります