八幡山に秋風が舞う
八幡山に枯れ葉が舞う
八幡山のススキも秋風になびき
桜の木々も秋風になびきます
小高い丘の上
八幡山のくさはらも秋風になびきます
街を望む孤立した丘の上
春
碧空に黒々と突き出た枝に白い粉を振りかけたように咲く
薄桃色のさくらの花はもう何処にもありません
新緑の緑が辺りを覆い尽くすとき
ふと眼をおとすと黄色,ピンク,紫のお花畑
そして
新緑に覆われた桜は街をすっかり覆い隠す
眼の前から喧噪の街が消えて
新緑の世界が広がる
盛夏には桜の木は濃い緑にすっかり覆われる
それでも
黒い幹も
黒い枝も
そのままの姿で屹立し
一面に濃緑の緑が広がる
嵐が去ったあと
猛々しい緑はもうなく
ただ嵐の痕が残るだけ
濃い緑の猛々しさはなく
木々のまにまに,街も少しずつ姿を現す
くさはらには白い穂や,黄色い葉が混じリはじめ
上から舞い落ちる色づいた葉を受け止める
うすい光の中で
これから来る冬を迎えて
公園の木々も赤や黄色が混じり
緑の草地を枯れ葉が縁取ります