阿武隈山地周辺(浜通り,中通り)では台風19号により洪水が何十箇所もの川で起こり,多くに地域が浸水しました.工業団地など浸水地域はなお復旧途上です.郡山でも阿武隈川本流だけでなく,逢瀬川や太田川などいくつもの支流で洪水が起こってます.
こんな時期でもあり,郡山駅から阿武隈川,谷田川を越えて大安場古墳に行ってきました。
今は,阿武隈川の水位は戻ってますが堤防付近まで洪水の痕が見えます。
堤防付近まで洪水の痕が見えます.
支流の谷田川は小さな川ですがここも堤防まで濁流が押し寄せてきた様子が見られます.橋の上から遠望すると森が切れた丘の上に古墳を望めます。
谷田川から遠望する
大安場古墳1号墳は、東北最大の前方後方墳で、全長83mあり、鉄製の槍、剣、大刀、斧、鎌(銅戈に見える)、石の腕輪などが出土しておりこの地域の首長と考えられています。もっとも前方後円墳では,宮城県名取市の雷神山古墳(168m),山形県南陽市の南森古墳(狸森150-168m),会津坂下町の亀が森古墳(129m),いわき市小名浜の塚前古墳(120m)など100mを超える規模のものがあります.
公園内の平地から見る1号墳.見学に来た中学生の団体が見えます.団体のバスが数台停まってました.
後方部からみる阿武隈山地の山並みと休憩所など公園施設.
2号墳から見る1号墳
後方部から前方部と2号憤(円憤)を眺望
2号墳は小さな円墳ですが、3〜5号墳は、一部崩されて宅地になるなどハッキリしません。
阿武隈川右岸の郡山周辺の河岸段丘上には、古墳群が並んでます。南からカガヤ坦古墳群、御代田古墳群、正直古墳群、大善寺古墳群、中山田古墳群、大安場古墳群、南山田古墳群、後田古墳群、妻見塚古墳群、北山田古墳群など目白押しです。
もう少々北には安達ヶ原もあり、古代,文明の栄えた地域ですね.
東北本線は在来線は少ないのですが,こんな貨物列車がよく通ります.行き帰り2回見ました.
JRFの金太郎号?